※本記事は食品としてのカシスに関する情報です。病気の診断・治療を目的とするものではありません。

カシスは、別の名を黒すぐり。濃い紫色のベリーです。

アントシアニン(ポリフェノールの一種)を豊富にふくむことで知られています。

つまり、強い抗酸化力を持ちます。さらに近年の研究によると、

体臭・緑内障を改善するのでは?? 

――そんな期待も持たれているのです(まだ研究途上)。

この記事では、現時点で研究で判明している事実と、

そうでない”俗説”を分けながら、

カシスを生活に取り入れるメリットに重点を置いて解説します。

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カシスの効能を支える”抗酸化力”

生きている上で避けられないのが活性酸素。

呼吸や紫外線、ストレスなどにより体内で発生します。

じつは活性酸素は”悪者”ではなく、必要不可欠な存在ながら、

あまりに増えてしまえば、細胞や脂質にダメージを与えてしまいます。

これが”酸化ストレス”に繋がっていきます。

酸化ストレスが蓄積されると肉体の老化が進み、弱ります。

Oxygen molecules enter a mitochondrion, depicted with combustion flames above and arrows, leading to reactive oxygen species on the right.
★日経電子版老化は病気だった

カシスには、豊富な抗酸化成分が含まれています。

綺麗な紫色の色素成分がアントシアニン。

アントシアニンの効果を三段階で解説するポスター。目の健康サポート、抗酸化・抗炎症作用、血管と血流の関連を図解。
★メディカルドックさまより

カシスには、このアントシアニンが

D3R、D3G、C3R、C3Gという4種類にわたって含まれています。

特長といえるでしょう。

ほかにも抗酸化成分としてビタミンCが挙げられます。

つまり、”バランスの良い食事”を目指すのなら、

その中の一品にカシスを取り入れるのは、「大いにアリ」なのです。

Woman wearing a black shirt and gloves inspects bright red berries on a sunlit garden plant, holding a white mug in one hand.

体臭予防に役立つ?注目される2-ノネナール

誰しも避けられない悩みのひとつが、加齢に伴う体臭の問題。

加齢とともに皮脂の構造や酸化システムが変化するため、

ある意味、不可避ともいえる課題なのですが、

これにカシスが有効ではないか??

――そんな気になる研究結果があるのです。

中高年者がカシス(ニュージーランド産、パウダー)を摂取したところ、

皮脂から発生する”においの原因”といえる成分、

2-ノネナールなどの複数の揮発性有機化合物が減少したと報告

カシスの抗酸化成分が皮脂の酸化を抑えたのでは――??

……じつはこの研究、小規模で条件も限定されていました。

そのためまだ、「カシスが体臭に効く!」と断言はできません。

とはいえ、可能性は強く秘めているといえるのではないでしょうか。

清潔な生活習慣とバランスの良い食生活――これを前提として、

カシスをそこに取り入れる理由には十分かもしれません。

Box held by two hands showing nine compartments of fresh berries: blackberries, raspberries, red and white currants, cherries, gooseberries, blueberries, and blackcurrants.

カシスと緑内障の関係

カシスと目に関する研究結果

カシスに関してもうひとつ気になる研究があります。

目に関するものです。

開放隅角緑内障の患者38人を対象とした2年間のランダム化比較試験。

全員が通常の点眼治療を続けたうえで、

  • カシスアントシアニンを1日50mg摂取するグループ
  • プラセボのグループ

この2つに分けました。

結果は――

カシスのグループ(①)が「視野指標の悪化や眼の血流について有望な結果が見られた」と報告されています。

つまり、改善効果が認められたのです。

……とはいえ。

この試験の参加者は38人。

人数が少ないうえに、眼圧の変化はなかった、とされています。

とすると、「カシスで緑内障が治る」とまでは、結論づけられないのが現状です。

Wooden bowl filled with blackcurrants and a green leaf on a white background.

あくまでもカシスは”補助食品”。

通常治療を続けながら摂取する意味はある、という感じでしょう。

緑内障は誰にでも起こり得る

緑内障は40歳以上のおよそ20人に1人が、該当するとされています。

初期段階では自覚症状が乏しいのも怖いところです。

”見え方”に異変を感じたり、眼通や頭痛、吐き気その他の違和感があったら、

検診に行くことをおすすめします。

大丈夫。カシス食べてれば治るから。

上の女性のようなことは、絶対に、してはいけません!

カシスは女性の習慣に

カシスの魅力は、食生活に取り入れやすい

効能の点でも、「ひとつの悩みに特化」されたものではありません。

そして特に女性には向いている点が多いのです。

たとえば、

  • 毎日忙しく、紫外線も気になる
  • できるだけ食事から抗酸化成分を摂りたい
  • スマホやパソコンを長時間使わざるを得ない
  • 美容ドリンクが苦手
  • 自然なものでクセのない抗酸化成分の多いものを探している

このような女性には、カシスは向いています。

ヨーグルトやスムージーに少量加えるだけでOK。

はっきりした酸味に抵抗がないのなら、無糖ヨーグルトや豆乳と合わせたり、ほかのフルーツとボウルにするなど、食べやすい方法が増えるでしょう。

Person holding a bowl of yogurt with blueberries, raspberries, and almonds, spoon ready over a dark tabletop with a coffee cup nearby

とても便利なカシスパウダー

現時点では生カシスは日本での入手は難しく、

ジュースだと糖分が気になる人もでしょう。

そこでおすすめできるのがカシスパウダー。

保存しやすく、必要な量だけ使えます

日々の食生活に取り入れるとしたら、もっとも無理のない選択肢です。

カシスの専門店として、カシスショップジャパンがあります。

このショップでは、目的にあわせた3種類のパウダーが手に入ります。

NZ Cassis powder product shot showing three pastel sachets (pink, green, beige) against a black background with cassis berries and leaves.

  • カシス・ド・サンテ → 健康維持に
  • カシス・ド・ポーテ → 美容・エイジングケアに
  • カシス・ド・アスレ → アスリートのコンディショニングに

素材のカシスはニュージーランド産

パウダーの主な違いは、アントシアニンの含有量です。

目の健康や、体臭が気になりはじめたときのケアに取り入れてみるのはもちろん、

少し自分をいたわってみる――

そんな習慣作りにカシスを活用してみてはいかがでしょうか?

食べチョクフルーツセレクト

参考資料

  • 日本眼科学会「緑内障」
  • Ohguro H, et al. Two-year randomized, placebo-controlled study of black currant anthocyanins on visual field in glaucoma. Ophthalmologica. 2012.
  • Willems MET, et al. Intake of New Zealand Blackcurrant Powder Affects Skin-Borne Volatile Organic Compounds in Middle-Aged and Older Adults. Journal of Dietary Supplements. 2021.
  • Cortez RE, Gonzalez de Mejia E. Blackcurrants (Ribes nigrum): A Review on Chemistry, Processing, and Health Benefits. Journal of Food Science. 2019.

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蒼 薫
元作家(スピ系)・経営者です。 物書きのときは、別名を使用していました(封印中)。 ナチュラルスピリットから刊行されています。 フィットネスやアート関係が好きです。 ヨガ・ピラティス・太極拳・筋トレなどやっています。 音楽・文芸特にフリークです。 やたら多趣味です。時間足りないです。 友達、ギリギリ少なく、犬や猫や鳥と暮らしています。