30代になってから、肌の疲れが残るようになった……
以前と変わらない生活なのに、顔がくすんで見える。
……
このような”変化”を感じるようになると、「酸化(=老化)が進んでいる??」と、心配になるかもしれませんね。
たしかに、酸化のスピードは年齢とともに高まりますが、この記事は「酸化の速度に負けないようにしよう」という内容ではありません。
この記事は、
ある程度年齢を重ねてから考えなくてはならないのは、”日常生活で受けたダメージを回復する力が衰えて行くこと”に、どう対処するか?
という内容です。
30代に入ってからは、酸化するスピードの激化を心配するより、回復力の衰えをケアすることに対処するほうが、エイジングケアとして、大事だからです。
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そもそも”体の酸化”とは?
私たちが生きる上で欠かせない”呼吸”。
呼吸によって取り込んだ酸素によって、摂取した食べ物からエネルギーを作り出しています。
しかし、そのプロセスで発生するのが”活性酸素”です。
まずはじめに、
”活性酸素=悪者(体を老化させるから)という思い込み”を捨てましょう。
活性酸素がないと、
- 細菌やウイルスが身体に侵入し放題(活性酸素が守っている!)
- 細胞同士が働き合えなくなる(活性酸素が情報伝達をサポートしている!)
……と、たいへんな事態になり、生き残れなくなります。
何が問題なのか、というと、ズバリ、
「活性酸素が増えすぎたとき」です。
私たちの体に備わっている”抗酸化機能”には、処理能力の限界があるので、活性酸素がこれを上回ってしまうと、細胞の脂質やタンパク質、DNAなどが傷つきます。
⇒⇒⇒この状態が「酸化ストレス」。
そして、酸化ストレスが続くと、肌の乾燥や弾力低下、シワ、くすみなどを進める一因になります。
とはいえ、老化の原因は、”酸化だけ”ではありません。
ほかには、
- 炎症
- 糖化
- ホルモンの変化
- 紫外線ダメージ
などなど。これらが複雑に重なったものなのです。

……生きているって、たいへんなことなんだな。
30代~”回復力の余裕”が減り始める
30代は、”体の酸化が急に早くなる”わけではありません。
活性酸素の発生に対する抗酸化・修復機能が落ちてくる時期といえます。
この時期によくあるのは、
- 疲れが翌日に残る
- 肌荒れが治りにくい
- 乾燥しやすくなる
- 顔色が冴えない
- 睡眠不足がすぐ肌に出る
といった変化。

20代では、”ありえなかった”事態を感じるようになります。
30代から意識したいのは、「酸化のスピード」そのもの対策よりも、酸化と回復のバランス。
40代~蓄積してきた影響が見えてくる
40代になると、それまでに浴びてきた紫外線や、長年の生活習慣による影響が目に見えやすくなります。
それまでに修復しきれなかった様々なダメージは蓄積されています。そして、肌のハリ不足やシミ、シワ、疲労感などにつながっていきます。
また、加齢とともに細胞の中でエネルギーを作る”ミトコンドリア”の働きも低下しやすくなります。
ミトコンドリアの機能が乱れると活性酸素が増え、その増えた活性酸素がさらにミトコンドリアを傷つけ……という悪循環に陥る可能性もあります。
そこに、運動不足や内臓脂肪の増加が重なると、増えすぎた脂肪のせいで生まれる慢性的な炎症が酸化ストレスを強めてしまいます。

50代以降~女性ホルモンの変化が加わる
女性の場合、50歳前後になると、更年期や閉経に伴ってエストロゲンが減少します。
エストロゲンは月経や妊娠だけに関係するホルモンではありません。肌の水分保持やコラーゲン、血管、骨、脂質代謝などにも関わっています。
そのため、エストロゲンが減ると、肌の乾燥や弾力低下が目立ちやすくなり、また、酸化ストレスや炎症の影響も受けやすくなります。

でも、誰もが「一気に老化する年代」は、ない。
50代を例にとると、それまでに積み重なったさまざまな負担に、”ホルモンという条件”が加わる、と捉えるべきです。
つまり、加齢による変化は、誰もが同じ速さで進行するものではないから、です。
WHOも、加齢変化は直線的でも一様でもなく、暦年齢との関係には個人差があると説明しています。

Sou
…考えてみると当たり前の話ですが、文章読み進めていると、こう言われたとき、”え、そうなんだ?”とか、思ったりします!

Luna
きっと、脳がそういう仕組みなのニャ、きっとそうなのニャ!!
抗酸化に”ビタミンC”だけ、では……
酸化対策には、抗酸化成分。
となれば、ビタミンCやポリフェノールをイメージする人も多いのではないでしょうか。
でも、”これ一択”で、サプリなどで補充していても、酸化にはほとんど効果がないでしょう。
バランスの良い食生活で、成分をバランスよく摂取することが大事です。
また、さまざまな生活習慣の見直しも欠かせなくなります。
運動について
まず、過激な運動、疲れが取れないような運動は、なるべく避けたほうが賢明です。
ほど良い運動は、定期的に継続すると、体の抗酸化機能の働きを高めてくれるので、おすすめです(運動直後は、一時的に活性酸素は増加します)。


30代からは、”酸化させない”よりも、”回復できる体”を
30代からは、無理がしだいに効かなくなってきます。
生活習慣を改めてみたり、運動を少しでも取り入れてみたり、あるいは紫外線対策など、”整えることを積み重ねる”のが、大事になってきます。
抗酸化食品やサプリに手を出すのは、そこからの話と考えた方が良いでしょう。
生きている以上、酸化も老いも止めることはできません。だから、酸化をなるべくゼロに近づけよう、というような”酸化との闘い”を挑むのではなく、酸化や老いと上手に丁寧につきあっていくことが、本当に地に足の着いた酸化対策となるでしょう。

