”肌のゴールデンタイム”はもう通用しない?

美肌を作るなら、夜10時から深夜2時までに眠るようにしてくださいね!
かつては、この時間帯が“肌のゴールデンタイム”と呼ばれていました。
しかし現在は、時計の時刻だけで睡眠の美容効果が決まるわけではないと考えられています。
大切なことは、深いノンレム睡眠をしっかり確保すること。
そして、その後のレム睡眠を含めた”睡眠サイクル”を整えることです。
※ノンレム睡眠は入眠後に訪れる深い眠りです。
スキンケアの技やアイテムをいたずらに増やしても、美容には遠回りかもしれません。
肌や表情に健やかさを表すためには、よく眠り、体そのものを回復させることが最重要です。
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”ノンレム睡眠”と”レム睡眠”
このトピックは大事なのに、わりとスルーされています。
まず私たちの睡眠は、大きくノンレム睡眠とレム睡眠に分けられます。
- ノンレム睡眠;
- 主に脳と体を休ませる睡眠。浅いN1・N2と、深いN3に分かれる。入眠後の前半に深いノンレム睡眠が現れやすい。
- レム睡眠;体を休ませながら記憶・感情に関係する情報の整理を行っている睡眠の状態。脳が比較的に活発に活動する。明け方に近づくほど長くなる傾向がある。
この両者、どちらも重要です。
またノンレム睡眠とレム睡眠は、およそ90~120分の周期で繰り返されています。(*厚生労働省「眠りのメカニズム」)
つまり、「入眠直後の90分が大切だから」ほかは良い、というものではありません。
ノンレムとレムの双方がしっかりと、バランスよく整っていることが大切なのです。

”入眠直後の深い眠り”が重要視される理由
入眠直後の深い眠り――つまりノンレム睡眠が重要視されるのは、
この睡眠に伴い、成長ホルモンの分泌が盛んになるからです。
成長ホルモンは大人にとっては組織の修復や代謝を支えてくれる重要なホルモンです。(*厚生労働省「ノンレム睡眠」)
このホルモンがしっかりと分泌されれば、肌が持つ本来の回復力が発揮されやすくなります。
睡眠はまさに、そうなるための体内環境を整える土台といっても良いでしょう。
ターンオーバーとの関係について
「成長ホルモンが出れば肌のターンオーバーが一気に進む」……
とまでは、断言できません。
ターンオーバーは年齢、紫外線、栄養状態、血流、ストレス、ホルモンなど、褗数の要因に左右されるデリケートなもの。
よく眠る → 成長ホルモンがよく出る → ターンオーバーが一気に進む
とまで単純化できないのです。

……睡眠は万能の魔法ではないんだな……
睡眠不足は肌のバリア機能にも悪影響
- 質の悪い睡眠を続けた女性は皮膚の老化サインが多く見られたという研究結果があります。
- 肌のバリア機能の回復力が低いためです。
- (*PubMed掲載研究)
バリア機能が低下すると、たとえ高価な美容液を使っても効果が見込めなくなります。
度重なる寝不足は、<バリアが弱まり、水分が逃げやすく、乾燥や刺激に弱い肌>を作ってしまいます。
睡眠不足肌を回復させる条件そのものが整いにくくするのです。
寝不足の翌日、甘いものや脂っこいものを食べたくなる……
そんな経験はないでしょうか?
睡眠不足になると、空腹感や満腹感に関係するホルモンのバランスが変化し、血糖を調節するインスリンの働きにも影響することが知られています。(*米国国立心肺血液研究所)
つまり、
- 食生活の乱れ
- 血糖値の急激な変動
を招きます。
この両者は、体脂肪の蓄積や糖化に直結するため、肌の健康にとっても回避したいところです。

よく眠ることは”健康美”をつくる
昭和の頃は、「なるべく睡眠時間を短くすること」が求められていたように思えます。
少なくとも現在のような”睡眠の重要性”は謳われていませんでした。
思うに、軍隊からの影響が色濃く残っていたうえに、禅僧などの極端な生活までも”見習おう”とする風潮。
あとは、”眠る時間を惜しんで働く”、”睡眠時間を削って勉強する”といった、古い時代の、ごくごく少数派といえる努力家の英傑の真似(あるいは、そういう逸話の悪用・誤用)……
睡眠を削ればあらゆることの能率は落ちるし、健康に良いわけはないのですが、当時は各方面の指導者で、”短時間睡眠”を推奨していた人が多かった記憶があります(現在でも少数存在するようではあります)。
眠っている間に、心臓や血管を含む組織の回復、免疫機能の調整、記憶の整理などが進められます。
また十分に眠れない状態が続けば、集中力や判断力が落ち、感情のコントロールも難しくなります。
逆によく眠れると、肌の調子だけでなく、表情・姿勢まで違ってくるものです。
発散する雰囲気も、寝不足のときのそれとは、まるで違うものです。
十分な睡眠が心に余裕をもたらすのは間違いのないところで、心に余裕があれば、対人関係も上手く行きます。
私はかつて、”うつ病”を患っていましたが、その治療において医師が最重要視し、私に厳守させたことが、「しっかりとした睡眠をとる事」の一事でした。
私は早く病気を治したいあまり、さまざまな事に手を伸ばしましたが、今思うに、治癒に最良だったことは間違いなく「しっかりした睡眠」に他ならなかったと思う次第です。
つまり、”良い眠り”は回復力(自然治癒力)を十分に働かせる鍵なのです。
それが肌にも通じることは、間違いのないところといえるかもしれませんね。
また、仮に肌になんらかのトラブルを抱えていて、その完治がなかなか難しい……
というようなケースでも、体がしっかりしていて、気持ちが穏やかに安定していれば、
”その人らしい日々”を過ごす条件は、ずいぶんと整理されることでしょう。
すると、その人に生まれてくる魅力が、肌のトラブルを凌駕することも出て来るのではないでしょうか。
健康の持つ”強さ”を支えるものが睡眠です。
熟睡のために見直したい3つのこと
いきなり寝具に凝る前に、まず、次の3つに睡眠を分けて考えてみましょう。
①眠る前の緊張をほどく
脳の興奮を鎮める、ともいえます。
仕事の余韻、スマホ……こうした事から、意識を切り離し、眠れる状態に入らなければなりません。
そんなときに、有効なアイテムとしてたとえば、NIPLUXの製品。

さまざまなケア製品を発表しているブランドですが、「寝落ちしてしまう人続出」で話題のアイケア製品が秀逸です。

温熱・加圧とできるため、目元美顔器としても使用できます。
②眠りやすい環境をつくる
ここで紹介したいのが、”Znie Lite”です。

脳波に似た超低周波を発生させ、快適な睡眠空間をサポートするというスリープテック機器。
人間の耳には聞こえない極低周波数の音波(ELF)で、聴覚ではとらえられないレベルの微細な振動を作り出し、リラックスを生み出すもので、サウンドマシンではありません。
医療機器ではありませんが、より良い睡眠環境作りに加えてみてはいかがでしょう。
③体を支える寝具の見直し
途中覚醒――そこに腰・肩などの違和感や寝返りのしにくさが伴うのなら、マットレスの交換を考えた方が良いかもしれません。
高反発マットレスなら良い、というものではなく、
自分の体、現在使用中の寝具との組み合わせで検討しなくてはならないため、さまざまな選択肢のなかから候補を選んだ方が良いでしょう。
たとえば、
体圧の分散、厚みや寝心地を重視したい人におすすめならば、

硬さ、構造、価格などを豊富なカタログから選びたいのならば、こちら

眠っている間に美しさが育てられる
何かを塗る、飲む、その前に――
肌も心も、”活動しっ放し”では、回復の前に参ってしまいます。
昭和の悪習などは、”討ち死に”前提の戦士向けか、あるいは”悟りを目指す”ような、ごく一部の人向けのもので、平和な時代の一般の人には向いていないものです。
眠っている時間は「何もしていない」わけではありません。また「ヒマな時間」でもないのです。
入眠後の深いノンレム睡眠だけでなく、朝方に増えるレム睡眠まで含めて、睡眠全体を大切にする。
そのために、香りや目元ケア、睡眠環境、寝具を自分の悩みに合わせて選んでみてはいかがでしょう。
睡眠の見直しは、美容のためには最高のケアになる要素に満ちています。

