この記事では、

無料動画と有料サービス、さらに実店舗のジムやパーソナルトレーニングも含め、それぞれの特徴・メリット・注意点を比較しました。

まず結論としては、誰にもフィットするような「これがおすすめ」というものはないと思います。

この記事を、
自分にとって無理なく続けられ、日常にフィットする運動方法を見つけるための判断材料としてお役立てください。

*この記事は広告をふくみます。

YouTubeだけでも運動できる時代になった

今は自宅で手軽に、かなり本格的なトレーニングを始められます。
YouTubeには筋トレ、ヨガ、ピラティス、有酸素運動、ストレッチ、ダンスなど、目的別の動画が豊富にそろっています。
特別な器具やスキルが不要なメニューも多く、運動習慣がない人でも今日から試せる点は大きな魅力といえるでしょう。

とはいえ、問題点もあります。まず、次の表をご覧ください。

比較項目YouTubeの無料動画オンライントレーニング
費用原則無料で始めやすい月額・回数制などの料金がかかる
メニュー選び自分で検索・選択する提案や目的別プログラムがある場合が多い
質問・相談原則として個別対応はないチャットやライブで相談できるサービスがある
継続支援自分で習慣化する必要がある予約・担当者・記録機能などを活用できる

無料とは思えないほど質の高い動画が増えている

最近のYouTubeでは、質の高い無料動画が数多く公開されています。
運動の流れを映像で確認でき、タイマーやカウント、音楽に合わせて取り組めます。目で見て、ある程度の動作やフォームを確認でき、そこに音声解説がこと細かに入るので、実践もしやすいものが多いです。

さらに、初心者向け、静音でできる集合住宅向け、器具あり・なし、部位別etc.、選択肢も多彩。

非常に魅力的ながら、難点もあります。

自分に合ったものなのかどうかを判断するのは、ほぼ自己責任になる点が最大のネックでしょう。

再生回数、サムアップの数、見た目の印象だけで飛びついてしまうと、負荷が強すぎたり、かえって混乱してしまったりなど、じつのところ、「間口が広いように見えても、敷居が高い」というか、かなり取り扱いに注意を要するのがYouTube動画といえるのではないでしょうか。

プロのトレーナーも参入

近年は、資格を持つトレーナー、インストラクター、理学療法士などの専門家がYouTubeで大量の情報を発信するようになりました。
基本フォームの解説、ウォーミングアップ、クールダウン、運動の注意点までを細部まで丁寧に説明してくれるチャンネルもあり、無料動画でも学べることは少なくありません。

以前なら”完全に有料”レベルの情報が満載です。

その代わり、どれをチョイスするのかも、ほぼ視聴者の責任になります(運営者への報告がある、としても)。

たとえば次のような”要チェックポイント”を念頭に置くべきでしょう。

  • 発信者の保有資格(”所持している”と発表していてもその真偽は?)
  • 発信者の略歴(同上)
  • 説明内容の根拠・エビデンス
  • ありえない変化を煽っていないかどうか

……情報の”信頼性”に関しても、これだけ”チェックポイント”が出てきます(まだまだあるでしょう)。
また、たとえ専門家でも、YouTubeは画面越しの”一方通行”なので、個人の姿勢、痛み、既往歴まで把握できません。

初心者向け動画も豊富/自宅ではじめやすい

YouTubeの強みは、

  • 運動経験がない
  • ジム通いが苦手
  • 対人が苦手
  • 一人だけでトレーニングしたい

といったニーズの人、または初心者に向けられた動画が豊富なことが挙げられます。

「体力に自信がない」、「スキルを試すところを人に見られたくない」、「事情があって通うことができない」といった人がチャレンジできる動画も多数公開されています(寝たままでできる運動、低負荷のリハビリ系運動、軽いストレッチ、椅子に座ったままでできる運動etc.)。

ただ、ここでも「初心者向け」とうたっている動画でも、じつはかなり難易度が高かったり、体に(特に関節)に痛みが出てしまうような動きがあることも事実です。

とにかく、無理をしない、無理に動画に合わせないなどの配慮が必要になります。

また、YouTube動画なら、移動時間や予約が不要です。自宅で”空いた時間”に気に入った時間だけ再生できる、という利点もあります。
これならば、仕事や家事、育児などで、まとまった時間を取りにくい人でも、”すき間時間”に簡単に組み込めるのです。

人の目を気にする必要がなく、”一時停止”を活用して動作・ポーズを確認できる、などもメリットです。

「じゃあ有料はいらないのでは?」と思うのは自然なこと

それならば、

「あえて有料のオンライントレーニングを選ぶ必要はないのでは」

と考えるのは自然です。

ただ、ここに”最大の落とし穴”があることも事実。

つまり、”継続する”ことがどこまで可能なのか、という問題が出てきます。

もし、あなたがかなり運動経験を持つ人で、

  • 自分でメニューを選べる
  • 正しいフォームをある程度以上に理解している
  • 習慣化することが自分でできる

など、かなり自己管理がしっかりできるタイプなら、YouTubeを上手く取り入れたり、活用することができると思われます。
しかし、そうでない場合は、さまざまな難関につまづきやすく、続けにくい。”良さそうな方法”を巡り歩き続け、それが何にも結び付かないままになる可能性はかなり大きいといえます。

たとえば、

  • 個別の目標・体質などに合わせた提案
  • 予約することによる強制力
  • フォームの正確な確認
  • 食事内容の相談・指導
  • 疑問への回答

このようなことは、一人で得ることはほとんど不可能です。

反対に、有料サービスなら、提供される事項といえます。どちらが、”今の自分”に適しているでしょう…?

それでもオンライントレーニングが選ばれる理由

オンライントレーニングは、インターネットを通じてレッスンや指導を受けるサービスです。

たとえば、

  • 録画動画を視聴する定額制のもの
  • ライブレッスン方式のもの
  • トレーナーが個別に伴走してくれる”パーソナル型”のもの

etc.……内容は、幅広いです。

<オンラインジムの例>

★オンラインでヨガ・ダンササイズが学べるSOELU ⇓

★オンラインパーソナルトレーニングのRunway ⇓ 

これらのサービスにほぼ共通していて、かつYouTubeでは得られないことは、運動情報を受け取るだけでなく、目標設定、実施状況の確認、質問、励ましといった各種サポート。

そこに”料金を払う意味”を感じる人にとっては、得難いものでしょう。

価値は「知識」ではなく「続けられる仕組み」にあった

今や、運動に関する知識やメニューだけならば、無料動画や記事から得られます。

しかし、それでも運動を継続できる人は少ないのが事実でしょう。

なぜ、そうなるのか?

――答えは、”方法を知らない”ことよりも、「今日はやらなくていいや」と先延ばしにしてしまう心理と、”成果が見えない”ところにあるといえると思います。

Guu

誰しも、自分には甘いもの……

Mona

あたしは、そもそも何を求めているのかすら、わかってないわ。


オンライントレーニングだと、レッスン予約、トレーナーへの報告、進捗の記録、定期的な連絡など、何かしら”誰かに見てもらう”機会があるため、それが続けやすさにつながります。


有料サービスの価値は、特別な運動を教わることだけでなく、運動を生活に定着させる仕組みを借りられる点にあります。ほかにも、

  • 予約時間があるため、後回しにしにくい
  • 目標に合わせて取り組む内容を整理しやすい
  • 実施できなかった理由も含めて相談できる
  • 小さな変化を共有し、継続の励みにしやすい

などなど、継続できる要素がいっぱいあるのはたしか。

なので、有料サービスの価値は、特別な運動を教わることだけでなく、運動を生活に定着させる仕組みを借りられる点にあるといえます。

また、ひと昔前(10年ほど)のオンラインと、現在のオンラインでは、サービス内容にはかなりの違い(進歩)があります。

表にしてみました。

  昔  今
動画を見るだけリアルタイム指導(選べる)
質問できないLINE,チャットで相談できる
一人でやる食事管理などのオプション

かなり前だと、自宅トレーニングとなると、本やDVD、TV番組を見ながら独りで、というのが主流でした。

自分で計画を立てて黙々と取り組める人にとっては、このシンプルな方法が有効なのは今でも変わりません。しかし、前述したとおり、これで成果を出せる人は、かなり限られてしまいます。

かえって、”独学の弊害”に陥る場合が、非常に多いといえます。

オンラインサービスは、この「自宅では孤独になりやすい」という課題をどう補うか? ――それを基準に発展したといっても過言ではありません。
そして現在、生活に合わせやすい内容が提供されるようになっています。

とはいえ、まだまだ課題も多く、たとえば、動画を再生しただけで終わったり、動画探しだけで終わったり、また、自分に合う負荷などがわからない、など、クリアしにくいものがあります。


逆に、オンライントレーニングにもデメリットはある

とはいえ、オンライントレーニングはすべての人にとって快適な方法とはいえません。

ここでは、そのデメリットを見て行くことにします。

自宅では集中しにくい人もいる

自宅トレーニングには、”運動を中断させる要素(日常生活のさまざま)”や、”運動に集中しにくい要素”がたくさんあります。また、そもそも自宅でくつろいでいて、そこから急に運動へ、気持ちが切り替えられるのかは難しいことも多いでしょう。

それらに悩まされることの多いタイプの人は、運動は”非日常空間”で行うほうが適しているでしょう。

細かなフォーム修正には限界がある

オンラインのライブ指導や動画添削でも、フォームについて助言を受けることはできます。
とはいえ、カメラの角度、画質、部屋の明るさ、通信状況によっては、姿勢・動作などの細部までは、トレーナーも確認できません。

直接の対人でなくては伝わらないことは、とても多いものです。

そうでなくても、高重量の筋トレや難易度の高い技術などは、対面で指導を受けたほうが安心感があるでしょう。

料金が継続のハードルになることもある

オンライントレーニングの料金は、月額制、チケット制、個別指導の回数制など、サービスやブランドによってかなりの差異があります。

そしてサポートが手厚いプランほど費用が高くなる傾向がありますが、これを活用できなければ、割高に感じられてきます。
毎月の固定費が”やる気”につながる人もいますが、プレッシャーになってしまい、やめる原因になる人もいます。

<オンラインジムの例~2>

★LAVAのヨガもオンラインで受講可能 ⇓

★オンラインでパーソナルのLiveFit ⇓

いきなり契約するのではなく、事前に入会金、最低利用期間、解約方法、休会制度、追加料金の有無を確認したほうが賢明でしょう。
また、無料体験や短期プランを利用し、自分の生活で本当に使えるサービスかを試してみるのも、おすすめです。

確認したい項目チェックする内容向いている判断の目安
受講環境運動できるスペース・通信環境・時間帯週に複数回、落ち着いて確保できる
指導方法ライブ・録画添削・動画視聴・チャット自分が続けやすい関わり方を選べる
料金月額、入会金、解約条件、休会制度無理なく数か月続けられる金額である
サポート範囲フォーム・食事・質問回数・返信時間自分の悩みに必要な支援が含まれる

結局、自分にはどれが合うのか?

YouTube、オンライントレーニング、ジムのどれが合うかは、運動経験の有無だけでは決まりません。

このあたりは難しいところですが、大切なのは、「自分にとって続けやすいのは、どのような条件が必要か」を考慮することです。性格、環境、あとじっさいに体を動かすときに、どういう条件で動いた方が好ましいのかをイメージしてみてください。

Luna

ソロが好きか、グループが好きか、だけでもずいぶんわかってきますニャ!

誰かと優劣を競う問題ではないので、じっくり合う方法を見つけた方が未来の自分のためになるでしょう。

運動習慣を作れば、”勝ち”です。

判断基準の例

いくつか具体的な判断基準を挙げます。自分にフィットした方法を見つける判断材料になると嬉しいです。

  • 費用を抑えたいかどうか
  • すぐに運動をはじめたいのか
  • 予定を入れにくい状況かどうか
  • 自己管理がある程度できるか(習慣化ができるほうかどうか)
  • いきなり本格的なものはまだちょっと……
  • (上の項目とは逆に)運動経験がありフォームや自分に合った負荷をある程度把握している

⇒⇒YouTube向きの傾向があります。

  • 運動そのものよりも継続力に課題を持つ
  • 何度も挫折の経験がある
  • 一人で動くと気が散る
  • 目標があり、それに合ったメニューを整理したい
  • 食事、フォームなどに疑問点が多い

⇒⇒オンライントレーニング向けの傾向があります。

※自分が運動を続けるうえで必要な「ほどよい伴走」を得られるかどうか、を基準にサービスを選んでください。

  • 自宅ではやりづらい
  • 器具を使ってトレーニングしたい
  • 動きやフォームの細部を突き詰めたい
  • 刺激的な環境のほうが運動に没頭しやすい

⇒⇒実店舗のジムが向いている傾向があります。

※実店舗のあるジムが提供しているサービスもさまざまです。設置してある器具やトレーナーの質も多様です。最近は悪質なジムはあまりないようですが、対面指導=安全・高品質、というわけではないので、入会前に見学や資料請求などを必ずするようにお願いします。

<実店舗ジムの例>

★銀座に実店舗を持つパーソナルジムACCEPT ⇓

★必ずトレーナーがついてくれるジム、Forzaフィットネススタジオ ⇓

方法合いやすい人主な強み注意したい点
YouTube自分で計画・継続しやすい人無料で今すぐ多様な動画を試せる動画選び、フォーム確認、習慣化を自分で行う
オンライントレーニング伴走や相談の仕組みが欲しい人指導・予約・食事相談などを活用できる料金、通信環境、自宅での集中力を確認する
ジム・対面指導器具や直接指導、環境の変化が必要な人設備を使え、細かな動作を確認しやすい移動時間、混雑、営業時間、会費がかかる

大切なのは「一番すごい方法」ではなく「続く方法」

今は無料でも質の高い情報を得られる時代です。
だから、「有料だから優れている」「無料だからダメ」という単純な話ではありません。
YouTubeには、費用をかけずに好きな時間に始められる素晴らしさがあります。
オンライントレーニングには、一人では得にくい伴走、相談、継続の仕組みという価値があります。
ジムや対面指導には、運動環境、器具、直接フォームを見てもらえる安心感があります。
どれが一番すごいかではなく、自分の生活、性格、目的、予算にフィットするかを考えることが重要です。

一番大切なのは、自分が続けられる方法を選ぶことです。

運動は一週間だけ頑張るより、一年続けるほうが身体は確実に変わります。
YouTubeで楽しく続けられるなら、それは素晴らしい選択です。
もし何度も挫折してきたなら、オンライントレーニングという「伴走してくれる仕組み」にお金を払う価値は、十分にあるのではないでしょうか。

また、直接指導や器具が必要なら、ジムを選ぶことにも意味があります。
まずは無理のない小さな一歩から始め、合わなければ方法を変えながら、自分にとって続く運動習慣を見つけましょう。

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蒼 薫
元作家(スピ系)・経営者です。 物書きのときは、別名を使用していました(封印中)。 ナチュラルスピリットから刊行されています。 フィットネスやアート関係が好きです。 ヨガ・ピラティス・太極拳・筋トレなどやっています。 音楽・文芸特にフリークです。 やたら多趣味です。時間足りないです。 友達、ギリギリ少なく、犬や猫や鳥と暮らしています。