人の印象を左右する大きな要素に”手”があります。
顔、髪型、服装に目が行きがちですが、意外なほど”手”はよく見られているものです。
たとえ見せたくなくても、手は自然に相手の視界に入るもの。
- 話しながら身振りをするとき
- スマホやカップを持つとき
- 書類やお金を渡すとき ……etc.
ちょっと想像しただけで、いっぱい出てきますね。
だからこそ、清潔感のある手や丁寧な手の動きが、その人の好感度をさりげなく高めてくれます。
この記事は、そういう手を作るためのものです。
お断りしておきたいのは、この記事でいう”綺麗な手”とは、生まれつきとても形が整った手のことを指すのではない、ということです。
大人の女性が目指したい、意識しだいで作れる手のことを指します。
たとえば、肌や爪がきちんと手入れされていて、動作に思いやりが感じられる……そういう手です。
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なぜ他人の手を見てしまうのか
手は、その人が普段、どのように物を扱い、どのように人と接しているのか――そういった”思いやりの深さ”が現れやすい部位です。だから、無意識のうちに、他人の手を見て、心に印象付けてしまいます。
じっさい、手は、自分の気持ちを表現したいときに、言葉と一緒に使われます。
さまざまなゼスチャーが、そのときの感情に従って自然に出て来るものです。

もちろん、そういう仕草だけで、人の性格を決めつけることはできませんが、印象(無意識的な部分)には、手の動き、手の持つさまざまな要素は、残ってしまいます。
たとえば、言葉は丁寧でも物を乱暴に置く人と、そっと丁寧に置く人。ほとんどの人が後者のほうに、好印象を抱くでしょう。
がんばっている人の手は美しい
また、手は生活の影響が現れやすい部位です。
その人が過ごしてきた日々のさまざまな事柄が、年齢とともに表れてきます。それがシワであったり、血管が浮かび上がる、というものだったり、関節が目立つこともあるでしょう。
美容の世界だと、こういった変化を”隠すべきもの”として扱いがちなようです。ですが、いささか貴族趣味的というか、賛成できかねるものがあります。
別に筆者にはなんらかの政治的な意図や偏向があるわけではありませんが、ふつうに働き、暮らし、誰かを支え、支えられ、自分の暮らしを作ってきた手ですから、それを”隠しどころ”のように扱うことはないと思います。
がんばっている人の手には、その人なりの存在感が表出しています。それは美しかったり、厳かだったり、何かしらの敬意を感じるものです。
もちろん、荒れた手をそのままにする必要はありませんが、生活の跡は否定するようなものではないでしょう。むしろ、毎日働いてくれている手は、いたわるべきです。

3つの習慣で”綺麗な手”を作る
①タオルとハンドクリーム
手を洗った後に水分をきちんと拭き取り、ハンドクリームを塗る。
面倒くさい、と省略するクセをやめて、何度かに一度、この手順を守ると、意外なほどに手は変わってくれます。

私は手袋で紫外線対策。
②爪のケア
次に整えたいのが爪。華やかなネイルも魅力的ですが、手元の印象を大きく変えるには、まず、爪を整えるのが手早いです。
- 長さと形を揃える(指によってまちまち、ではダメ)
- 爪と皮膚の間を清潔に保つ
これだけで、もしもそれまで気にしていなかったのなら、相当に印象が好転します。
ささくれや乾燥が目立つ場合は、保湿を。

③動かし方を変える
そして忘れたくないのが、手の動かし方です。
- 物をそっと置く。人に何かを渡すときは、相手が受け取りやすい向きにする、という丁寧さ
- 力を入れすぎないようにする
- 素早い動きを避ける
こうした動かし方は、じつは自律神経とも関係が深いのですが、身につくと、落ち着きのある、優雅な雰囲気が生まれてきます。
自分の手を好きになるのが一番
昔から手は、運命や性格を読み解く特別な場所とも考えられてきました。
”手相”というジャンルでは、「手には、その人が生きてきた時間が表れる」という発想です。
そういう大切な手を、”若い頃の手に戻す”ことや、”ほかの誰かの手のようにする”ことに専念させてはいけないと思います。
大事なのは、自分の手が歩んできた時間を否定せず、これからも大切に扱っていくことではないでしょうか。
夜、ハンドクリームを塗りながら、今日もよく働いたと思ってみる。
爪を整えながら、今週もがんばったと自分をねぎらう。
……そんな時間を重ねるうちに、手元だけでなく、自分自身を見る目も少しずつ優しくなるかもしれませんね。
自分の手を好きになれたときには、その人の手は、唯一無二の気高さや温かさを宿しているのではないでしょうか。



