☆蒼薫のブログです。
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・ストラトキャスターの深い沼

はじめてのストラトは、えらい目に…


高校生のときに、ストラトキャスターなるエレキギターを、たまさか手に入れました。

まさか、ギターが永らくの趣味になるとは思わない当時、ストラトの「良さ」など、ほとんど理解できませんでした。

ストラトキャスターの例




このギター、細かいネジがいじってほし気に、いっぱい付いているため、必然的にヒマなときにドライバーを使います。

そして、若いころというのは、なぜか時間が有り余っており、ヒマも多いわけです。

まずは、弦高を下げるところからはじまりました。

「おー、弾きやすくなった!」

などと感動したものの、チューニングが想定外の事態に陥る羽目に…

そうなってくると、心のなかで何かが切れてしまい、ピックガードを外したりしはじめるのです。

…さんざん、愚行を繰り返したうえで、

「このギター、音が弱い」などの暴言を吐いた挙句、売却…おそらく、クズ男が女性に対して行うような、公開されたら社会生活に暗い影が差してしまうたぐいの暴挙を、私はギターにしたのでした。

再会。

その後、ギターを弾くことだけでなく、ギターというもの自体に、しだいにのめり込むようになりました。

すると、ギターという楽器が、増えたり減ったりするのです…つまり、売買が繰り返されるわけですね。

しばらくは、レスポールなるギターに首ったけになり、ストラトキャスターには目もくれませんでした。



レスポールはストラトキャスターと、芸風というか、人種そのものが相いれない機体なのですが、おそらく、それは関係なく…

ストラトを見ると、自分が行った仕打ちが思い出されて、とっても罪深い気分に陥るのが嫌だったのだと、推察されます。

ところが、いつしか「おじさん」と呼ばれる年齢に突入してから、これも、たまさか、再びストラトキャスターを手に入れました。

ヴァンサント、というブランドのものでしたが、これには心底、打ちひしがれるような、痺れるような感動を覚えたのです…!

若年の頃、「音が弱い」などと思っていたシングルコイル・ピックアップの音色の繊細さ、微妙さ

弦を弾いたあとの、振動や響きなどを正確に伝えてくるボディやネック。木材の選定から組み立てまで、絶妙に思えたのです。

…それで、「え?レスポール?あんな…」などという、中二病ちっくな暴言を吐かない分別はついておりました(ロックじゃない)。

そして、ストラトキャスターの旅路がはじまりました。

ヴァンサントのストラトの一例

終わりがない。

資金に余裕があると、ストラトキャスター、それと、シングルコイル、などと、売買を繰り返しております。

ちなみに、大手の楽器店の買い取りは、非常に充実している、といえるレベルだと思います。

審査はそれなりに厳しいかもしれませんが、おそらく、美術品の買い取り価格の「いい加減さ」に比べれば、大手楽器店の査定は、非常にシビアで、しっかりしていると思えます。

今はもう数少なくなりましたが、古本屋さんに、大切にしていた本を売ると、まずたいてい、目から火が出るんじゃないか、というようなショッキングな、低価格を提示されるのが常でした。

今のところ、楽器店では、そういうことはありません(ただ、あまり、贅沢はいえませんぜ)。


さて。

ストラトの旅、当たり前のように、「終わり」がありません。

この機体の場合、どうも、不安定さみたいなのが魅力らしく、個体差というのも、同じブランドでも、激しくあるようです。

だから、ほとんど底なし沼としか…

そのため、自分に課しているのは、何があってもビンテージだけは手を出さない!!!

というテーマです、命題です。

それさえ守れば、生涯楽しめるな、と。。。