☆蒼薫のブログです。
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・ブリティッシュ・ロックのマイナーなレコード/ハイ・タイド~元祖?ダーク&ヘヴィ

昭和時代の中古レコード

私的な趣味の話題です。

私は高校生の時に大病して、長期間休学したりしたため、友人がゼロになってしまう、という、思春期としては、ちょっとつらい経験をしました。

そんなときに、ロックのレコード(昭和でしたので)を漁る、という、今でいう、陰キャな趣味、というか、時間つぶしを知ったのでした。

そうでもしないと、やりきれないことが多すぎたのですね。

何しろ、予算が限られますので、ターゲットは中古レコードになります。

その当時、私が足を伸ばせる、大きめの都市では、渋谷とか下北沢には、楽器屋さんと中古レコード屋さんが、いっぱいあった記憶があります。

バブル期直前、かな? のんびりと、暗い時代だったような…

そして、中古レコードの、不思議な世界に足を踏み入れたのでした。

1970年代の洋楽レコード、特にジャケット

とにかく、名前も知らない、ジャンルすらよくわからないような、得体の知れないミュージシャンのレコードが、たくさんあるんです。

しかも、ジャケットの紙の質とかもモノによって違ったりするし、形状が違ったり、時には、ジャケットが紙ですらなかったりしました(アルミ缶だったり…)。

おまけに、七十年代の海外のものは、良くも悪くも、ジャケットのデザインのアート性が高く、特にイギリス発のものは、美しかったり、不気味だったり、異様だったり、シュールだったりして、なんとも蠱惑的な魅力があったものです(その代わり、プレミアがついていて高価でした、出来が良く、希少なものは)。

たとえば、アフィニティの作品などは、「アート性・希少性」双方で高得点の典型でしょう。

おまけに、このバンドは、肝心のサウンドも素晴らしいものでした。

サウンドは??

ただ、ジャケ買いするのも、懐事情と辻褄が合えば、一興かもしれませんが、気になるのはサウンドですね。

特に、孤独をまぎらわすために、ギターという別の趣味も持っていた自分は、いろんな楽曲やスタイルを、無条件に欲していました。

ここでは、メジャーなミュージシャンに関する話や体験は、さて置くことにしますね、蛇足ながら。

英国ロック、それもマイナーな、というので、当時、奇跡的(?)に入手できて、聴いても良かったので、トゥインクT2などがありました(今、たぶん手放している…)。


シンク・ピンク [ トゥインク ]

失敗は数知れず、です。視聴できても、手に入れてみると、あれ? とか…

そして、ハイ・タイド

そんななか、手に入らないレコードに、ハイ・タイドの出した二枚の作品がありました。

特に事情通でもない一高校生では、インターネットもない当時、手に入れられる情報はたかが知れていましたが、それにしても、見当たりません。

感覚的に、「カスリもしない」のです。

しかも、このようなマイナー・バンドのことなど、当時、知る人は周囲にはなく、探している私も、いったい、どのようなバンドで、どのような音楽をやっているのかすら、わからなかったのです。

ところが、それが探求心に火をつけたのでしょう。

友達と一緒に、目的までも喪失していましたから、エネルギーのはけ口が、そっちに向いたのかもしれません…

ハイ・タイド、ようやく…

長くなったので、途中を端折ります。

結論から言えば、ついにハイ・タイドのレコード(CDではなく)、手に入ることはありませんでした。

ただ、そのサウンドは知ることができました。

今はもう、アプリでもYouTubeでも聴くことができるし、CD化もされています。

私が初めて彼らを聴いたのは、音楽からもレコード漁りからも遠ざかっていた、二十代後半の頃だったと思います。

とある好事家が、録音したものをダビングして、売ってくれたのです。

一時期、執着していたから、急に、往時の執念を思い出してしまい、ついつい買うことにしました。

サウンドたるや、暗黒そのもの、みたいな…。

1969年発表(!)の一枚目など、カオスみたいなものです。

スローテンポで、とにかくヘヴィ。ギターの轟音が地底から湧いてくるような感じで、力のない、上手くないヴォーカルと重たいリズム・セクション、それに、狂ったようなヴァイオリンがからむ、という…

アルバムのタイトルも、曲のタイトルも高踏的で、よく聞こえないけれど、歌詞内容もそうなのでしょう。

ジャケットもそんな感じ(二枚目はサイケデリック色が強い)で、すべて、陰鬱な雰囲気濃厚です。

↑一枚目。ぐちゃぐちゃ、禍々しい。

曲の作りもシンプルなものではなく、ギタリストは速弾きとかはしませんが、かなりの技術を持っていて、バンド全体が手練れでなくてはできない曲ばかり。

時代的に、あくまで私的な感想ですが、プログレを目指したのかな?とか思います。

で、トリオだとギターが目立ちすぎるけれど、キーボードが見つからなくて、ヴァイオリンがいた…のかも(私的妄想ですよ)。

で、高踏的なプログレで、新しいアートをロックというジャンルでやってみよう! となって、四人組で才能を振り絞った。

そして最終的に、ブラック・サバスよりも重い(サバスが出てくる前かも…)、類例のない暗さを持つ、異様なハードロックが出来上がってしまった、みたいな…

ひょっとしたら、早すぎたバンド、だったのかもしれません。

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現在、入手可能なものは、上記2種のみ。上のものに全録音収録。下の二枚目は中古のみです(内容は上の一枚に収録されている模様ですが、ジャケット欲しい方は中古を!

私的には、それほど、のめりこめないバンドで、彼らのプロフィールを知らないし、今更、知りたくもありませんが、時代を思えば、物凄いバンドだったのかもしれません。

それにしても、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの一枚目がお好きな方ならご存じでしょうが、エレクトリック・ヴァイオリンというのは、すさまじい楽器ですねえ…

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